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Claude Code × Codex

Claude Code と
Codex をつなぐ

Claude Code から Codex へ、Codex から Claude Code へ。どちらの向きからでも、もう一方に仕事を頼めるようにします。ChatGPT サブスクの範囲内で動くので、追加課金はありません。

01 / 全体像つながり方は「行き」と「戻り」

よくある誤解は「Claude から Codex への一方通行」だと思うことです。実際は両方向あります。

Claude Code Anthropic Codex ChatGPT 行き A プラグイン / B codex exec 戻り C claude -p / D MCP登録 Obsidian 共有の記録棚 Obsidian は結果を書き残す場所。ここに書いても相手は動かない
行き・戻りとも、頼む側が相手を呼び出して動かします。Obsidian は結果を書き残す共有の棚で、そこに書いただけでは相手は起動しません。
A

プラグイン経由

Claude が自分の判断で Codex にセカンドオピニオンを取りに行く。レビューや、詰まった調査の委譲に効く。

/codex:review /codex:rescue

B

コマンド直接実行

Claude が Codex を道具として叩く。画像生成が代表例。実際に絵を描くのは Codex 側。

codex exec

C

コマンドとして呼ぶ

Codex がターミナルから Claude Code を呼び出す。逆向きでいちばん簡単な方法。設定の追加は不要。

claude -p

D

道具として登録する

Claude Code を Codex の道具(MCP)として登録する。毎回使うならこちら。

codex mcp add

混同しやすい設定があります

ChatGPT 側の設定に「インポート(他の AI アプリから設定・チャットを取り込む)」という項目があります。これは Claude の設定や履歴を ChatGPT にコピーするデータの引っ越しで、2つを協働させる機能ではありません。ここでは触りません。

02 / 導入準備は2ステップ

1階で Codex を動く状態にし、2階で Claude から呼べるようにします。この準備は、行き・戻りの両方で使います。

STEP 1 — 1階

Codex CLI を入れてログインする

ターミナル(Mac は「ターミナル」、Windows は「コマンドプロンプト」)で実行します。

npm i -g @openai/codex

続けて起動すると、ブラウザが開いてログインを求められます。ChatGPT アカウントでログインしてください。API キーは不要で、従量課金も発生しません。

codex

Codex のデスクトップアプリも使っている場合だけ、設定の保存先が衝突しないように分離が必要です(落とし穴1)。CLI だけならこのままで問題ありません。

STEP 2 — 2階

Claude Code にプラグインを入れる

対話モードの claude を起動して、2行を順に実行します。OpenAI 公式のプラグインです。

/plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc
/plugin install codex@openai-codex

1行目で「置き場所を教える」、2行目で「入れる」の2段階です。1行目だけでは入りません。

STEP 3 — 確認

つながったか確かめる

Claude Code で実行します。ここまで通れば準備完了です。

/codex:setup

03 / 行きClaude Code から Codex に頼む

A と B は場面が違います。使い分けのイメージを先に持っておくと迷いません。

A:プラグインのコマンド

コマンド使う場面
/codex:review今の変更を Codex にレビューさせる
/codex:rescueClaude が詰まった調査・実装を Codex に委譲する
/codex:adversarial-reviewあえて厳しい目線で穴を探させる
/codex:status依頼中の処理がどこまで進んでいるか見る
/codex:result返ってきた結果を受け取る
/codex:cancel依頼を取り消す

B:Claude から Codex に画像を作らせる

画像を実際に生成するのは Codex(ChatGPT)です。Claude Code のチャットで「この文を実行して」と頼むと、Claude がこのコマンドで Codex を呼び出し、出来上がった画像がフォルダに保存されます。1枚あたり1〜2分。日本語の文字入れも正確に出ます。

codex exec --skip-git-repo-check --sandbox workspace-write \
  "確認や質問は不要です。すぐに実行して保存してください。
   夕暮れの海辺の写真 sample.png に保存。文字は入れない。"

素材を使いたいときは、作業フォルダに画像を置いたうえで「このフォルダの chara.png の人物を使って…」と指示すると、素材を合成した画像が返ってきます。

04 / 戻りCodex から Claude Code に頼む

逆向きもできます。やり方は2つあり、単発なら C、毎回使うなら D です。

C:ターミナルのコマンドとして呼ぶ

実機で動作確認済み

Codex はターミナルのコマンドを実行できます。Claude Code には画面を開かずに答えだけ返す -p モードがあるので、これを実行してもらいます。設定の追加はいりません。

claude -p "このフォルダのやり残しを3つ挙げてください"

Codex にはこう頼みます。

確認や質問は不要です。次のコマンドを実行して、
返ってきた内容をそのまま見せてください。

claude -p "このフォルダのやり残しを3つ挙げてください"

同じ要領で、Codex が書いたコードを Claude Code にレビューさせることもできます。得意分野が違うので、片方が詰まったらもう片方に回す、という使い方ができます。

D:Claude Code を Codex の道具として登録する

コマンドの存在と書式のみ確認

Claude Code はそのまま道具(MCP サーバー)として起動できます。Codex 側に登録しておくと、毎回コマンドを書かなくても、タスクの中から呼べるようになります。

codex mcp add claude-code -- claude mcp serve

登録されているかの確認と、外すときはこちらです。

codex mcp list
codex mcp remove claude-code

この D は、設定ファイルを書き換えるため実際の登録は試していません(コマンドの存在と書式は確認済み)。まず C で用が足りるなら、C だけで十分です。

05 / 注意先に知っておく落とし穴

ここでつまずく人がほとんどです。導入前に目を通しておいてください。

  1. デスクトップアプリと CLI で認証が別になる両方使う場合、片方の失効したログイン情報を見に行って認証エラーになります。~/.zshrc に export CODEX_HOME="$HOME/.codex-cli" を書いて保存先を固定すると解決します。
  2. Claude 経由だと設定ファイルが読まれないことがあるターミナルの設定が効かない場合があるため、コマンドの先頭に export CODEX_HOME=... を毎回付けるのが確実です。
  3. 長い依頼だと確認待ちで止まる「進めてよければ返事をください」で終了してしまいます。プロンプトの冒頭に「確認や質問は不要です。すぐに実行して保存してください」を必ず入れます。行き・戻りの両方で効きます。
  4. ファイル書き込みの許可が要る画像などを保存させるときは --sandbox workspace-write を付けます。Git 管理外のフォルダでは --skip-git-repo-check も必要です。
  5. 戻りで「claude が見つかりません」と出るCodex 側から Claude Code を呼べていません。まずターミナルで claude --version が通るか確認してください。通らなければ Claude Code 自体が入っていないか、パスが通っていません。
  6. バージョンが古いとモデル指定で落ちる原因のわからないエラーが出たら npm i -g @openai/codex@latest で更新してから再試行します。

06 / まとめ覚えるのは4つだけ

A

相談させる

Claude が詰まったとき、Codex にセカンドオピニオンを取りに行く。

B

道具として使う

Claude が Codex を直接叩く。画像生成が代表例。

C

逆から呼ぶ

Codex が claude -p で Claude Code を呼ぶ。設定不要。

D

逆から登録する

Claude Code を Codex の道具として登録しておく。常用向け。

補足

Obsidian は棚

共有していても、そこに書くだけでは相手は動かない。頼むには A〜D のどれかが要る。

補足

インポートは別物

設定や履歴を ChatGPT 側へ引っ越す機能。協働とは関係しない。