Claude Code から Codex へ、Codex から Claude Code へ。どちらの向きからでも、もう一方に仕事を頼めるようにします。ChatGPT サブスクの範囲内で動くので、追加課金はありません。
よくある誤解は「Claude から Codex への一方通行」だと思うことです。実際は両方向あります。
Claude が自分の判断で Codex にセカンドオピニオンを取りに行く。レビューや、詰まった調査の委譲に効く。
/codex:review /codex:rescue
Claude が Codex を道具として叩く。画像生成が代表例。実際に絵を描くのは Codex 側。
codex exec
Codex がターミナルから Claude Code を呼び出す。逆向きでいちばん簡単な方法。設定の追加は不要。
claude -p
Claude Code を Codex の道具(MCP)として登録する。毎回使うならこちら。
codex mcp add
ChatGPT 側の設定に「インポート(他の AI アプリから設定・チャットを取り込む)」という項目があります。これは Claude の設定や履歴を ChatGPT にコピーするデータの引っ越しで、2つを協働させる機能ではありません。ここでは触りません。
1階で Codex を動く状態にし、2階で Claude から呼べるようにします。この準備は、行き・戻りの両方で使います。
ターミナル(Mac は「ターミナル」、Windows は「コマンドプロンプト」)で実行します。
npm i -g @openai/codex
続けて起動すると、ブラウザが開いてログインを求められます。ChatGPT アカウントでログインしてください。API キーは不要で、従量課金も発生しません。
codex
Codex のデスクトップアプリも使っている場合だけ、設定の保存先が衝突しないように分離が必要です(落とし穴1)。CLI だけならこのままで問題ありません。
対話モードの claude を起動して、2行を順に実行します。OpenAI 公式のプラグインです。
/plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc
/plugin install codex@openai-codex
1行目で「置き場所を教える」、2行目で「入れる」の2段階です。1行目だけでは入りません。
Claude Code で実行します。ここまで通れば準備完了です。
/codex:setup
A と B は場面が違います。使い分けのイメージを先に持っておくと迷いません。
| コマンド | 使う場面 |
|---|---|
| /codex:review | 今の変更を Codex にレビューさせる |
| /codex:rescue | Claude が詰まった調査・実装を Codex に委譲する |
| /codex:adversarial-review | あえて厳しい目線で穴を探させる |
| /codex:status | 依頼中の処理がどこまで進んでいるか見る |
| /codex:result | 返ってきた結果を受け取る |
| /codex:cancel | 依頼を取り消す |
画像を実際に生成するのは Codex(ChatGPT)です。Claude Code のチャットで「この文を実行して」と頼むと、Claude がこのコマンドで Codex を呼び出し、出来上がった画像がフォルダに保存されます。1枚あたり1〜2分。日本語の文字入れも正確に出ます。
codex exec --skip-git-repo-check --sandbox workspace-write \
"確認や質問は不要です。すぐに実行して保存してください。
夕暮れの海辺の写真 sample.png に保存。文字は入れない。"
素材を使いたいときは、作業フォルダに画像を置いたうえで「このフォルダの chara.png の人物を使って…」と指示すると、素材を合成した画像が返ってきます。
逆向きもできます。やり方は2つあり、単発なら C、毎回使うなら D です。
実機で動作確認済み
Codex はターミナルのコマンドを実行できます。Claude Code には画面を開かずに答えだけ返す -p モードがあるので、これを実行してもらいます。設定の追加はいりません。
claude -p "このフォルダのやり残しを3つ挙げてください"
Codex にはこう頼みます。
確認や質問は不要です。次のコマンドを実行して、
返ってきた内容をそのまま見せてください。
claude -p "このフォルダのやり残しを3つ挙げてください"
同じ要領で、Codex が書いたコードを Claude Code にレビューさせることもできます。得意分野が違うので、片方が詰まったらもう片方に回す、という使い方ができます。
コマンドの存在と書式のみ確認
Claude Code はそのまま道具(MCP サーバー)として起動できます。Codex 側に登録しておくと、毎回コマンドを書かなくても、タスクの中から呼べるようになります。
codex mcp add claude-code -- claude mcp serve
登録されているかの確認と、外すときはこちらです。
codex mcp list
codex mcp remove claude-code
この D は、設定ファイルを書き換えるため実際の登録は試していません(コマンドの存在と書式は確認済み)。まず C で用が足りるなら、C だけで十分です。
ここでつまずく人がほとんどです。導入前に目を通しておいてください。
~/.zshrc に export CODEX_HOME="$HOME/.codex-cli" を書いて保存先を固定すると解決します。export CODEX_HOME=... を毎回付けるのが確実です。--sandbox workspace-write を付けます。Git 管理外のフォルダでは --skip-git-repo-check も必要です。claude --version が通るか確認してください。通らなければ Claude Code 自体が入っていないか、パスが通っていません。npm i -g @openai/codex@latest で更新してから再試行します。Claude が詰まったとき、Codex にセカンドオピニオンを取りに行く。
Claude が Codex を直接叩く。画像生成が代表例。
Codex が claude -p で Claude Code を呼ぶ。設定不要。
Claude Code を Codex の道具として登録しておく。常用向け。
共有していても、そこに書くだけでは相手は動かない。頼むには A〜D のどれかが要る。
設定や履歴を ChatGPT 側へ引っ越す機能。協働とは関係しない。