わたし専属AI レッスン

L HARNESS SETUP

公式LINEを、
AIで動かす。

L Harness(エルハーネス)を入れて、公式LINEの配信やタグ付けをAIに頼める状態にします。導入そのものも、AIに手伝ってもらいながら進めます。

所要 1時間半〜3時間AIと一緒に導入Mac / Windows
Before You Start

はじめに

このレッスンのゴールは、自分1人あてのテスト配信をAIから送れることです。

L Harness は、公式LINEに取り付けて使う無料のツールです。友だちの管理やタグ付け、配信、リッチメニューを扱えます。Claude Code や Codex から、話しかけて操作できます。

導入は、開発者の野田修一さんが配っている導入用のプロンプトを使います。AIに貼り付けて、質問に答えながら進めます。

用意するもの
  • いまお使いの公式LINEのアカウント
  • Claude Code か Codex が使えるパソコン
  • クレジットカード(Cloudflare の登録で使います。無料の範囲なので請求は0円です)
Cloudflare のアカウントや Node.js がなくても大丈夫です。AIが作り方を案内します。
前半 30〜40分
準備する
  • 動画で流れを見る
  • いまの設定を控える
  • 作業フォルダを作る
後半 1〜2時間
プロンプトで導入する
  • 導入プロンプトを貼る
  • 質問に答えて進める
  • 完了画面の6つを仕上げる
仕上げ 20〜30分
確かめる
  • スマホで友だち追加する
  • AIから操作する
  • 自分1人に配信する
進め方メモ
時間は多めに

慣れていない方は2時間半〜3時間ほどかかります。前半と後半で日を分けても大丈夫です。

合鍵は自分で貼る

シークレットやトークン、API Key は、公式LINEを動かす合鍵です。AIとのチャットには貼りません。

止まっても消さない

エラーが出ても、画面を閉じたりやり直したりしません。エラーの全文をAIか講師に見せれば、続きから進められます。

Watch First

まず動画で流れを見る

開発者の野田修一さんによる、導入の全手順の解説です。はじめに一度、通して見ておくと安心です。手を動かすのは、見終わってからで大丈夫です。

【初心者向け・完全無料】LINE Harness 導入の全手順|野田 修一さん(2026年5月公開)
YouTubeで開く

動画と画面が違うとき 動画は2026年5月の公開です。その後、名前が LINE Harness から L Harness に変わりました。画面の見た目や質問の順番が、動画と少し違うことがあります。そのときは、いまの画面の案内に沿って進めます。
Setup Steps

導入の手順

各工程を開いて、上から順に進めます。終わった工程は閉じて大丈夫です。

前半|準備する
STEP 01いまの公式LINEの設定を控える

LINE公式アカウントの管理画面を開きます。次の3つを、画面ごとスクリーンショットで残します。

  • あいさつメッセージ
  • 応答メッセージ
  • リッチメニュー

導入のあと、LINE側の自動の返事は止めて、L Harness 側で作り直します。そのための控えです。

できた目印3つの設定のスクリーンショットが手元にある
STEP 02作業フォルダを作って、AIを開く

L Harness 用の新しいフォルダを1つ作ります。名前は line-harness などにします。Claude Code か Codex で、そのフォルダを開きます。

AIとの接続設定は、このフォルダの中に作られます。専用のフォルダにしておくと迷子になりません。

できた目印作ったフォルダで、AIに話しかけられる
後半|プロンプトで導入する
STEP 03導入プロンプトを貼る

下の依頼文をコピーして、AIにそのまま貼り付けます。ここから先は、AIが導入係として案内してくれます。

L Harness 導入セットアップ(野田修一さんのプロンプト)

あなたはL Harness(オープンソースのLINE公式アカウントCRM)の導入エンジニアです。私の環境にL Harnessを本番導入まで構築してください。 ## ゴール LINE公式アカウントの友だち管理・タグ・ステップ配信・フォームが、私のCloudflareアカウント上で動く状態。 ## まず私に確認すること 1. LINE公式アカウントとLINE Developersのチャネル(Messaging API)を持っているか 2. Cloudflareアカウントを持っているか(無料プランでOK) 3. Node.jsが入っているか(node -v で確認) 足りないものがあれば、作成手順を1つずつ案内してから進めてください。 ## 手順 1. `npx create-line-harness@latest` を実行し、対話に沿ってセットアップする(公式リポジトリ: github.com/Shudesu/line-harness-oss) 2. LINE Developersでチャネルアクセストークン・チャネルシークレットを取得し、指示された場所に設定する(値は私が自分で貼る。あなたはechoやログに出さない) 3. Cloudflare Workers + D1へデプロイし、Webhook URLをLINE Developersに登録、Webhook検証を通す 4. 管理画面を開き、テスト用の友だち追加→タグ付け→テスト配信を私のLINEで確認する ## 安全ルール - 一斉送信は絶対にしない。テストは必ず私のLINEアカウント1人宛て - 既存の.envや本番設定を勝手に上書きしない - 各ステップ完了ごとに、何をしたか・次に何をするかを短く報告 ## 完了条件 私のスマホで友だち追加→ウェルカムメッセージ受信→管理画面に友だちが表示される、まで確認できたら完了です。詰まったらエラー全文を見せて、と私に言ってください。

出典:L Harness 開発者の野田修一さんが、公式LINEで配布しているプロンプトです。

できた目印AIが、持っているものの確認から始めてくれる
STEP 04AIの確認に答える

AIはまず、次の3つを持っているかを聞いてきます。ないものは、AIが作り方を1つずつ案内します。

  • LINE公式アカウントと、Messaging API のチャネル
  • Cloudflare のアカウント(無料プランで大丈夫です)
  • Node.js(パソコンに入っているかをAIが確かめます)
プロバイダーは戻せませんMessaging API を有効にするとき、プロバイダーを選びます。あとから別のものに変えられないので、選ぶ前に一度手を止めます。すでにお持ちなら、そのプロバイダーを選びます。
Cloudflare を新しく作る方へ確認メールやパスワードの再設定で止まりやすいところです。作ったら、ログインできるかを先に確かめておきます。
できた目印3つがそろい、AIがセットアップの実行に進む
STEP 05セットアップの質問に答える

AIがセットアップを始めると、質問が1つずつ出てきます。画面の案内に、値の取り方も書かれています。いまのセットアップでは、次の順に聞かれます。

  • R2 の有効化:Cloudflare の画面でカードを登録します。10GBまで無料です
  • プロジェクト名:line-harness など、英数字で決めます
  • Messaging API の3つ:チャネルID、チャネルシークレット、チャネルアクセストークン(長期)
  • LINEログインのチャネルID:LINE Developers で、LINEログインのチャネルを新しく作ります
  • LIFF ID:LINEログインのチャネルの中に、LIFFアプリを追加して作ります
  • AI接続の設定を追加するか:はいを選びます
大事な3つ
  • シークレットやトークンは、自分で貼ります。入力しても画面には表示されません
  • AIの画面で答えられないときは、AIの案内に沿ってターミナルで答えます
  • 詰まったら、エラーの全文をそのままAIに見せます
つまずきやすいところ
  • LIFFアプリの名前に LINE は使えません。Harness などにします
  • LIFFのスコープは3つ全部にチェックします。openid と profile と chat_message.write です
  • LIFFアプリは、開発中から公開に切り替えます
できた目印セットアップが終わり、完了画面が出る
STEP 06完了画面の6つを仕上げる

セットアップが終わると、完了画面にあと6つの作業が表示されます。上から順に進めます。

いちばん先に完了画面の一番下に出る API Key は、二度と表示されません。何よりも先に、パスワード管理アプリへ保存します。管理画面に入るときにも使います。
  • 応答設定:チャットとあいさつメッセージと応答メッセージはオフ。Webhook はオン
  • Webhook URL:表示されたURLを Messaging API の設定に貼り、Webhookの利用をオン
  • LINEログインの設定:リンクされた公式アカウントに自分の公式LINEを選びます。友だち追加オプションとCallback URLも設定します
  • LIFFのURL:エンドポイントURLを、表示されたものに変えます
  • 友だち追加URL:これから友だちに配るURLです。控えておきます
  • 管理画面:URLを開き、API Key でログインします
応答設定を切り替えるタイミングオフにした瞬間から、LINE標準の自動の返事は届かなくなります。大切な募集や配信の直前は避けます。
1つずつ案内してもらう依頼文

セットアップの完了画面に出た、LINE側の設定を1つずつ案内してください。順番は応答設定、Webhook URL、LINEログインの設定です。最後に LIFF のURLを直します。API Key は貼らないので、聞かないでください。

できた目印管理画面にログインでき、Webhook の検証が成功している
仕上げ|確かめる
STEP 07スマホで友だち追加して確かめる

プロンプトの完了条件を、自分のスマホで確かめる工程です。

  • STEP 06 で控えた友だち追加URLを、自分のスマホで開いて友だち追加します
  • ウェルカムメッセージが届くかを見ます
  • 管理画面の友だち一覧に、自分が出ているかを見ます

すでに友だちの場合は、ブロックしてから解除します。ウェルカムメッセージをまだ作っていなければ、AIに1本作ってもらいます。

できた目印ウェルカムメッセージが届き、友だち一覧に自分の名前がある
STEP 08AIから操作できるか確かめる

STEP 05 でAI接続を追加していれば、作業フォルダに接続の設定ができています。この設定は Claude Code 向けです。

  • Claude Code の方:アプリをいったん閉じて開き直します
  • Codex の方:下の依頼文で、Codex にも同じ接続を入れてもらいます
Codex の方の依頼文

この作業フォルダの .mcp.json に、L Harness の接続があります。これを Codex でも使えるようにしてください。キーは設定ファイルの中に入れてください。返事の中には書き出さないでください。入れ終わったら、再起動が必要かどうかを教えてください。

つながったか確かめる依頼文

L Harness につながっているか確かめたいです。読み取りの操作で、友だちの人数を教えてください。配信や設定の変更はしないでください。

できた目印友だちの人数を聞くと、数字で答えが返ってくる
STEP 09自分1人にテスト配信する

AIに頼んで、自分1人あての配信を送ります。送る前に、下書きと宛先の人数を必ず見せてもらいます。人数が1人になっているのを確かめてから、送ってと伝えます。

配信の安全ルールこの順番は、この先の本番の配信でも同じです。下書き、人数の確認、送信の3段階で進めます。AIは、送ってと言うまで送信しません。
ステップ1:下書きを作る

L Harness から、私1人あてにテスト配信をしたいです。本文は「テスト配信です」にしてください。まだ送らずに、下書きを作って宛先の人数を見せてください。私が送ってと言うまで送信しないでください。

ステップ2:確かめて送る

宛先が私1人になっているのを確認しました。この下書きを送ってください。

できた目印自分のスマホに、AIから送ったメッセージが届く
STEP 10いまの友だちを名簿に入れる

導入する前からの友だちは、すぐには友だち一覧に出てきません。LINEの仕様です。その方が次にメッセージを送ったり、メニューを押したりすると、一覧に入ります。

よく使われるのは、スタンプを1つ送ってくださいという配信です。配信の通数は、送る人数分かぞえられます。無料プランの上限を超えないか、先に確かめます。

文面を考える依頼文

いまの友だちに、スタンプを1つ送ってもらう配信を考えたいです。やわらかい文面の案を2つください。あわせて、今月あと何通送れるかを確かめてください。まだ送らないでください。

できた目印友だち一覧の人数が増えていく
Final Check

入れて終わりにしない、完了チェック

6つ全部に当てはまれば、導入は完了です。おつかれさまでした。

01

API Key を保存してある

02

管理画面にログインできる

03

Webhook の検証が成功している

04

スマホでウェルカムメッセージが届く

05

AIから友だちの人数を聞ける

06

自分1人あての配信が届く

Good To Know

知っておきたいこと

  • LINEの無料プランは月200通まで。超えると送信がエラーになり、届きません。超えた分がお金になる仕組みではありません。多く送る方は、LINE側の有料プランへの切り替えが必要です。
  • Cloudflare の無料プランにも上限があります。データベースは1日の読み書きの量に上限があり、超えるとエラーで止まります。
  • ターミナルが不安な方へ。開発元の公式サービス L Harness Cloud もあります。LINEの値を3つ入れると、数分で使い始められます。先着300名はずっと0円と案内されています(9月18日の時点で残り191枠)。使うかどうかは講師に相談してください。
  • 公式のサービスではありません。L Harness は独立したオープンソースです。LINEヤフー株式会社の公式や認定のサービスではありません。
  • 更新は講師と一緒に。L Harness は更新が活発です。更新のやり方も変わることがあるので、更新するときは講師に声をかけてください。