わたし専属AIプロジェクト
会員サイト
安心ガイド

生徒さんの情報とAI
これはOK、これはダメ

載せる情報/見る人/会員サイトを作る手順/よくある場面/AIに伝える文

まず、ひとことで

AIに頼むのは「仕組みづくり」まで。
生徒さんの情報は、完成した仕組みの中で扱う。

作るとき

AIと一緒に、空っぽの仕組み(予約フォーム・台帳・会員サイト)を作る。試すのは架空の生徒で。

使うとき

本物の名簿は、完成したプログラムが読む。予約→台帳→LINEの間を、AIは通らない。

たとえるなら、AIは棚を作る大工さん。棚を作るのに、中に入れる名簿を見せる必要はありません。

AIに読ませると、どうなる?

  • AIが読んだもの(貼った文章・開いたファイル・ブラウザで見た画面)は、AIの会社のサーバーに送られます
  • 「学習オフ」は学習に使わせない設定です。送らない設定ではありません
  • 学習に使われる状態のまま、本人の同意なく個人情報を入れると、法律違反になる可能性があると個人情報保護委員会が注意を出しています
  • 会員サイトのパスワードは「人」を止める鍵です。AIは止めません

だから、いちばんシンプルなのは「本物の名簿は、最初からAIに見せない作り方」です。

AIに渡る? 渡らない?

境目はひとつ。本物の名簿とつながった画面・ファイル・結果を、AIの目の前に出したら渡ります。

渡らない作っているだけ
プログラムを書かせる・直させる
「2列目が名前、3列目がLINE名」と、列の説明だけする
見出しだけの空のシートを見せる
架空の生徒が入った「テスト用名簿」で動かして見せる
渡る中身を見せている
本物の名簿を貼る・開かせる
本物の名簿につながった管理画面を、AIに開かせる・スクショを送る
本物につながった状態で、AIにプログラムを試し実行させる
AIの作業フォルダに、名簿ファイルを置いておく
名簿があるGoogleアカウントに、AIのブラウザやコネクタがつながっている
名前が入ったエラー文を、そのまま貼る
名前や進み具合を、ページのファイルに直接書き込んでいるサイトを直させる

最後の「ページのファイルに直接書き込んでいるサイト」は、AIで作る会員サイトでよくある作りです。この場合は、下の「載せていい情報」に絞り、学習オフにしたうえで使います。

会員サイトに載せる情報

前提:学習オフにしていて、申込のときに「会員サイトの作成・管理にAIサービスを使います」と伝えてあること。
決め手は人数ではなく、情報の種類です。

○ 載せてOK
名前・ふりがな・ニックネーム会員番号
コース名・期・入会月進み具合(ステップ、課題提出の○×)
出欠(○×だけ)次の課題・やること
本人が書いた学びの目標先生からの、学びについてのアドバイス
△ 形によってはOK
情報○ この形ならOK× この形はダメ
お仕事教室名・屋号・職種(「ピアノ教室」)会社員の勤務先の会社名
インスタ・ブログ本人が公開している仕事用アカウントで、本人OK鍵アカウント・プライベート用
顔写真本人だけが写っていて、本人OK子ども・家族・他の人が写っている
作品・成果物本人が作ったLPや投稿お客様の名前・顔・感想が入ったまま
先生のコメント学びの内容について体調・家庭の事情・性格への評価
相談の記録「LPの構成を相談」程度の要点悩みの中身そのもの
住んでいる地域都道府県まで(オフ会など必要なら)市区町村より細かいもの
年代「40代」まで(必要なら)生年月日
LINEの名前先生用の管理画面だけ生徒さんのページ
× 載せない(AIが読むファイルに入れない)
連絡先住所、電話番号、メールアドレス
お金カード番号、口座、入金額、未払い・分割・滞納の状況
ログインパスワード、LINEのユーザーID(システム用の英数字)
本人確認生年月日、身分証、マイナンバー
健康病気、通院、障害、妊娠、心の不調
家族子どもの名前・写真、離婚、介護、受験、不登校
勤め先会社員の勤務先
トラブル退会理由、クレーム、トラブルの記録
信条など宗教、政治、信じていること
他人の情報ほかの受講生やお客様の情報

健康・障害・信条などは、法律で「要配慮個人情報」とされ、集めること自体に本人の同意が必要です。雑談で聞いても、記録には残しません。
「×」の情報を扱いたくなったら、データをスプレッドシートに置いて、ページのファイルには書き込まない作りにします。

誰が見るかで、載せていい範囲が変わる

見る人載せてOK載せない
本人だけ
(ログインして自分のページ)
名前・お仕事・インスタ・進み具合・課題・先生のコメント住所・電話番号
他の会員も見られる
(会員一覧など)
本人が「載せていい」と言った項目だけ(名前・お仕事・インスタくらい)進み具合・課題・コメント・連絡先
URLを知っていれば
誰でも見られる
本人OKの公開情報だけほぼ全部

公開前に、ログインしていない別のスマホでURLを開き、他の人のページや台帳が見えないか確かめます。

会員サイトを作る手順

上から順に進めます。プロンプトはコピーして、AIに貼るだけです。

STEP 1

準備する(最初に1回だけ)

  • 使うAIの学習オフを確認する
  • Googleアカウントを「作業用」と「お教室用」に分ける。AIのブラウザ・ドライブ連携は作業用だけで使う
  • AIの作業フォルダに、名簿ファイルを置かない
STEP 2

載せる情報と、見る人を決める

上の「会員サイトに載せる情報」と「誰が見るか」の表で決めます。決めた内容で、作り方が2つに分かれます。

作り方向いている場合AIは中身を読む?
かんたん型
(ページに直接書く)
載せるのが「○ 載せてOK」の情報だけ読む。学習オフと、生徒さんへの説明が必須
しっかり型
(スプレッドシートから読み込む)
「△」「×」の情報も、会員サイトや管理画面で扱いたい読まない。AIはプログラムだけを扱う
STEP 3

生徒さんに、情報の使い道を伝える

申込フォームや規約に、ひとこと入れておきます。例:

お預かりした情報は、会員サイトの作成・運営、ご連絡、受講のサポートに使います。
会員サイトの作成・管理には、AIサービスを使うことがあります(AIの学習には使われない設定にしています)。
会員サイトのページは、ご本人と講師だけが見られるようにしています。

実際の設定・見せる範囲に合わせて書き換えてください。会員同士で見られるページを作る場合は、その旨と載せる項目も書きます。

STEP 4

AIにルールを渡す

下の「AIに、最初に伝えておく文」をコピーして、AIのルール(AGENTS.md / CLAUDE.md)に入れます。

STEP 5

テスト用名簿を作ってもらう

会員サイト用の「テスト用名簿」を作ってください。
項目は「会員番号・名前・ふりがな・お仕事・インスタ・進み具合・次の課題」です。
中身は全部架空の人で、10人分。同じ苗字の人を3人入れてください。

項目はSTEP 2で決めたものに書き換えてください。同じ苗字を入れておくと、見分けやすい表示になっているかも確かめられます。

STEP 6

テスト用名簿で、会員サイトを作る

テスト用名簿を使って、会員サイトを作ってください。
- 生徒さんは、ログインしたときだけ自分のページが見られるようにする
- 先生用の管理画面は、私だけが開けるようにする
- テスト用名簿と本物の名簿を、1か所書き換えるだけで切り替えられるようにする
- パスワードやキーはファイルに書かず、入れ方を私に教える

この間は、AIが画面を開いて動作確認をしてもOK。映るのは架空の人だけです。

STEP 7

公開前に、自分で確かめる

  • ログインしていない別のスマホでURLを開き、中身が見えない
  • テスト用の生徒Aでログインして、生徒Bのページが開けない
  • 管理画面のURLを別のスマホで開き、見られない
  • パスワード・キーは自分で設定画面に入れた
STEP 8

本物に切り替えて、公開する(自分の手で)

  • しっかり型:つなぎ先を本物の名簿に書き換える。どこを書き換えるかだけ、AIに教えてもらう
  • かんたん型:名簿から「○ 載せてOK」の列だけをコピーして、AIに渡す
  • 公開ボタン・Googleの「アクセスを許可」は、自分で押す
STEP 9

使い始めてから

  • 直したいときは、エラーの文章だけを伝えるか、テスト用名簿に切り替えて見せる
  • 載せる項目を増やすときは、もう一度STEP 2の表で確かめる
  • 退会した人の情報は、ページと名簿から消す

よくある場面

お客様の声を、まとめページにしたい
× ダメ

名前・インスタ・感想が入ったスプシを、そのまま読ませる

○ OK

感想の列だけを渡す。名前・インスタは「掲載OK」をもらった人の分だけ

会員サイト・予約サイトを作る
× ダメ

本物の名簿で試しながら作る

○ OK

本物と同じ見出しの「テスト用名簿」で作り、完成したら本物につなぎ替える

完成後に、不具合を直したい
× ダメ

本物の管理画面をAIに開かせる・スクショを送る

○ OK

エラーの文章だけを伝える。または、テスト用名簿に切り替えて見せる

管理画面で、顔と名前を一致させたい
× ダメ

誰でも開けるURLで、全員の名前と顔を並べる

○ OK

フルネーム・ふりがな・アイコンを出してOK。ただし「自分だけ」が開ける設定に

AIの作業中に「許可しますか?」と出た
× ダメ

よく分からないまま「常に許可」

○ OK

画面に本物の生徒さんの情報が出ていなければ「一度だけ許可」。出ていたら「拒否」

Googleドライブに名簿がある
× ダメ

名簿があるGoogleアカウントで、AIのブラウザやドライブ連携を使う

○ OK

作業用とお教室用でアカウントを分ける。AIは作業用だけで使う

LINE・Stripeとつなぐ
× ダメ

キー(パスワードのようなもの)をチャットに貼る・AIに入力させる

○ OK

キーは自分で設定画面に入れる。入れ方だけAIに教えてもらう

サイトの公開・Googleの「アクセスを許可」・LINEの本番送信
× ダメ

AIにボタンを押させる

○ OK

AIには手前で止まってもらい、自分で押す

迷ったら、2つだけ聞く

  1. 学びに必要?
  2. 本人が、他の受講生にこのページを見られても平気?

2つともYESなら載せてOK。どちらかがNOなら載せない。

AIに、最初に伝えておく文

毎回自分で判断しなくていいように、AIのルールに入れておきます。AIに聞かれたら「はい/いいえ」で答えるだけになります。

## 生徒さんの情報を守るルール
- 名簿・申込データ・支払い記録・本番の管理画面を開く前に、必ず止まって
  「本物の生徒さんの情報が入っていますか?」と確認する
- 「名簿/スプシ/アンケートを読んで」と頼まれたら、開く前に止まり、
  名前・連絡先の列を除いて、必要な列だけを貼ってもらうよう案内する
- 作るときは、本物と同じ見出しのテスト用名簿を作って使う
- プログラムは、テスト用と本物のつなぎ先を1か所で切り替えられるようにする
- 本物の情報が貼られたら、保存や要約はせず、次からの安全なやり方を案内する
- Googleの「アクセスを許可」・公開・キーの入力・本番送信は、
  操作せずに手順を説明して止まる

ルールがあっても、AIがファイルを読んだ後に気づいた場合は、もう渡っています。いちばん確実なのは、本物の名簿をAIが入れない場所に置くことです。

参考:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」/Claude Code:データの扱い
確認日:2026年10月10日。法律や契約の細かい判断が必要なときは、専門家に確認してください。